【横浜タカシマヤ】で開催中のアイスワンダーランド、2日目。台風一過で午後には蒸し暑さが復活したこの日、催事はやはり混雑していた…。仕方ないので列に並ぶ。本日のソフトクリームは、初対面の【厨 otona くろぎ】。
鹹味が引き立てる甘味、珈琲に通底する香ばしさも
本催事でのソフトクリームメニューは2つ。黒蜜きなこ(600円)とトマトチーズ(700円)。迷わず黒蜜きなこ。私の前に5人ほど並んでらしたけれど、全員黒蜜きなこを注文していた。コーンとカップ選択可、私はコーンでお願いした。
ソフトはシャリ感皆無のなめらか系。水っぽさを抑えたしっかり食感。黒蜜のコクを、強めの鹹味が際立たせている。ふりかけられたきな粉の香りも相俟って、何となく珈琲を思わせる香ばしさも。因みに店名が配されている丸いものは、ぱりぱりの麩焼き。その他、柔らかく炊いた粒餡と少々歯応えのある白玉(アイスに添えられているからか)、桜の塩漬けが、全体を綺麗に和でまとめている。ちょっとお高めながら、私はとても好きな味。どちらかといえば、さっぱり系ソフトがお好みの向きにお薦めしたいソフトクリーム。
慣れない催事のためか、作り手さんが慣れていないのかはたまた丁寧なのか、提供までに結構な時間がかかるのが少々残念だったけれども。髙島屋側も初開催物産展に少々慣れない点があるらしく、店員さんがそこかしこで対応に当たっていた。でも是非来年もこの企画、続けてほしい。何なら冬のアイス展でもいいな。