【Café&Meal MUJI】ソフトクリーム

【Café&Meal MUJI 横浜ベイクォーター店/神奈川県:横浜ベイクォーター】ソフトクリーム:380円

小学校2年生の時の工場見学先は、森永製菓だった。今でも鮮やかに覚えている。入口通ってすぐ、ココアの香りが押し寄せてきて陶酔したこと。ビスケット(多分マリー)とココアをご馳走になったこと。「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、以来私はココアといえば森永しか買わない。そしてこの時私は教わったのだ。おいしいココアを作るには、お砂糖の他にひとつまみの塩を隠し味に入れるといいのだと。

仄かな鹹味が引き立てる、こくと甘み

前置きが長くなったけれど、今回訪れたのは森永ラブ(今は亡きファストフードチェーン。若者は知らないであろう、検索せよ)ではない。Café&Meal MUJI。サーバ清掃に2回も当たり、3回目の正直でようやくソフトクリーム(380円)と対面できた。

見た目にもはっきり判るシャリ感。大きめ氷粒のざり感に、特筆すべきは仄かな、けれど紛れもない鹹味。商品説明に塩の文字はどこにも見当たらないが、甘味料としての「本和香糖(ほんわかとう)」が怪しい。

 本和香糖 (ほんわかとう) 沖縄のさとうきびからつくられた原料糖のみを使った、国産の含蜜糖。 無印良品:muji.net

私は和菓子に使う黒蜜を波照間島産黒糖を煮詰めて作っているが、この黒糖も舐めてみるとまず感じるのは意外にも鹹味(恐らく残存ミネラル分の一部)だったりする。しかしこの鹹味がいいのだ。ココアと同じ、ほんの少しの塩味が生乳のこくと甘味を強調してくれる。さっぱりしているのだけれど、こくがある後口。おいしい。何度もしつこく行ってみてよかった。

塩を感じるソフトといえば、横浜髙島屋の催事にかつて来てくれていた岩手の【 野田塩ソフト 】、また来てくれないかな。髙島屋さん、是非何とかして下さい。

店舗情報

各線横浜駅徒歩9分
11:00~21:00
あり