横浜髙島屋で開催中の物産展【 飛騨高山展 】2日目は、【 布久庵 】できなこソフトクリームを。…これが、いろいろあって…。
豆乳ソフト?
単体のソフトクリームはきなこソフトクリーム(450円)のみ。その他のメニューは、きなこわらびパフェ(850円)だけだったと思う。しかしこのきなこソフトクリーム自体も上の写真の通り、ほぼパフェの趣だった。
ソフトはこれまでお目にかかったことのない、ちょっと面白い食感。シャリ感はなくなめらかなのだけれど、どこかとろん、としている。クレームアングレーズのような「粉でとろみをつけた」風のゲル感があるのだ。
きなこと言えば私は香ばしさが身上だと思うのだが、このソフトの場合、香ばしさというよりもお豆の青臭さが前面に出ているのを感じた。恐らく、牛乳ではなく豆乳で作られたソフトクリームなのだと思う(そんな表記はどこにもなかったが、もしそうならこれは必ず書いて欲しい)。トッピングの黒蜜もこの青臭さを覆うことはできず、きなこは好きだがずんだは苦手な私には正直辛い。
ソフトの下には抹茶ゼリー(葛?)、生クリームと抹茶クリーム、きなこをまぶしたコーンフレークが層となっている。が、容器が細いために殆ど上から順に片づけていくしかなく、コーンフレークとソフトを混ぜて食べるのは難しい。パフェなぞ食べたことのない私にはどうしたらいいか判らず。ううむ。一番おいしいと思ったのは、ソフト横に添えられた薄焼きせんべい。
ソフトなのに待つ、提供順序を誤る…接客にも疑問
今回一番気になったのは接客面。まず客が目の前に来ているのを承知で一言もなく長く待たせるのは如何なものかと思う(「少々お待ちください」が出るまで数分)。また、注文から提供まで何故だか妙に時間がかかる(普通ソフトクリームは注文さえ済めばすぐに出てくると客は思っているため、待たされる時間が長く感じる。店員さんは3人もいたのだけれど)。更に今回、オーダー順を間違えられた。というのも、精算済みの客がお店の周りで並ばず待っている状態だったので「誰が先なのか」が一見判らなくなっていたためだ。5人以上待たせるなら、整理番号を振るなどの工夫が必要ではないか(現に間違われたし)。しかも店員さんは誤りに気づいたように見受けられたが、これに対する一言もなかった。
物産展、というお店からすれば言わばアウェイの状況でいろいろ難しいことはあるのだろうけれども、プロの接客としてはどうかと思う点が多すぎた。2度とお邪魔することはない。